【後悔しない葬儀社選び】信頼できる葬儀社を見分ける6つのポイントと事前相談で確認すべき質問リスト

yukan
8月10日
読了時間: 7分

「いざという時、どの葬儀社に頼めばいいのか分からない...」

「葬儀社って料金が不透明で不安」

「後になって追加料金を請求されたらどうしよう

」そんな心配をしていませんか？実は、適切な葬儀社を選ぶことで、費用も抑えられ、満足のいく葬儀を行うことができるのです。

今回は、信頼できる葬儀社の見分け方と、事前相談で必ず確認すべきポイントを詳しく解説します。

なぜ葬儀社選びが重要なのか？

葬儀社で変わる3つの大きな要素

葬儀社の選択は、単に業者を選ぶだけではありません。以下の3つに大きく影響します。

1. 費用の透明性

明確な料金体系の葬儀社：予算内で安心
不透明な料金体系の葬儀社：予想外の高額請求

2. サービスの質

経験豊富な葬儀社：スムーズで心のこもった対応
経験不足の葬儀社：当日のトラブルや不手際

3. 精神的な負担

信頼できる葬儀社：遺族の気持ちに寄り添うサポート
信頼できない葬儀社：ストレスと不安の増大

事前準備の重要性

なぜ事前相談が必要なのか？ 「医師から『そろそろ準備をしておいてください』と言われて...」という相談が急増しています。

事前準備のメリット

冷静な判断ができる
複数社を比較検討できる
葬儀社の対応力を確認できる
家族の希望を整理できる

信頼できる葬儀社を見分ける6つのポイント

1. 希望する葬儀形態への対応力

現代では様々な葬儀スタイルがあります。自分の希望に対応できるか確認しましょう。

主な葬儀形態

形態	特徴	費用目安	適した人
一般葬	通夜・告別式を2日間	100〜200万円	多くの人に見送られたい
家族葬	身内だけで行う	50〜100万円	家族でゆっくり過ごしたい
一日葬	告別式のみ1日で	40〜80万円	時間・費用を抑えたい
直葬（火葬式）	火葬のみ	20〜40万円	最もシンプルに

確認すべきポイント

希望する形態に対応しているか
その形態での実績は豊富か
形態に応じた適切なプランがあるか

2. 料金の透明性と詳細な見積もり

葬儀費用のトラブルで最も多いのが「思ったより高額になった」というケースです。

良い葬儀社の料金体系

基本料金: 何が含まれているか明確
変動費用: 人数による変動分も事前に説明
追加料金: どんな場合に発生するか事前説明
支払い条件: 支払い時期や方法の柔軟性

注意すべき料金表示

「○○万円〜」の「〜」の部分が不明確
式場利用料が別料金
火葬料金が含まれていない
ドライアイス代が日数で変動

見積もりで確認すべき項目

棺・祭壇・会場費・火葬費
飲食代・返礼品代
宗教者へのお布施
搬送費・安置費用
ドライアイス代（日数分）

3. スタッフの対応とサービスの質

葬儀社のスタッフの対応は、葬儀全体の満足度に直結します。

良いスタッフの特徴

説明が分かりやすい: 専門用語を使わず丁寧に説明
押し売りしない: 無理に高額プランを勧めない
提案力がある: 希望に沿った最適なプランを提案
親身になってくれる: 遺族の気持ちに寄り添う

避けるべき対応

急かすような営業トーク
質問に対する曖昧な回答
高額プランへの誘導
契約を急がせる態度

4. 施設・設備の充実度

葬儀会場の設備は、参列者の快適性に大きく影響します。

チェックすべき設備

バリアフリー: 車椅子対応、段差の有無
駐車場: 台数と会場からの距離
控室: 家族が休憩できるスペース
キッズスペース: 小さな子どもへの配慮
交通アクセス: 電車・バスでの来場のしやすさ

設備の確認方法

実際に会場を見学する
写真だけでなく詳細を質問する
参列予定者の状況を考慮する

5. 地域密着度と実績・信頼性

地域に根ざした葬儀社は、その土地の慣習に詳しく、安心して任せられます。

地域密着の葬儀社のメリット

地域の慣習やマナーに精通
地元の火葬場との連携がスムーズ
地域の評判や口コミがある
緊急時の対応が迅速

信頼性を確認する方法

創業年数や営業実績
地域での評判や口コミ
業界団体への加盟状況
許可証や認定証の有無

6. アフターフォローと継続サポート

葬儀は終わった後も様々な手続きや法要が続きます。

アフターフォローの内容

各種手続きのサポート: 役所・保険などの手続き案内
法要の相談: 初七日、四十九日などの法要
お墓・仏壇の相談: 必要に応じて業者紹介
グリーフケア: 心のケアやカウンセリング

事前相談で確認すべき7つの質問カテゴリ

1. ご遺体の安置について

基本的な質問

病院・施設からのお迎えは可能か？
自宅安置はできるか？
自宅が困難な場合の安置所はあるか？
安置中の面会は可能か？
ドライアイスの交換は何日まで可能か？

費用に関する質問

安置費用は1日いくらか？
ドライアイス代の料金体系
遠方からの搬送費用
自宅安置の場合の追加費用

2. 打ち合わせの流れ

確認すべきポイント

打ち合わせの場所（自宅or葬儀社）
打ち合わせのタイミング
事前登録の必要性
決定事項の変更可能性

3. 葬儀の形態とプラン

形態に関する質問

希望する形態に対応しているか？
各形態の具体的な流れ
プラン内容の詳細
当日の変更可能性

4. 宗教者の手配

宗教者に関する確認

菩提寺がない場合の僧侶手配
神道・キリスト教への対応
宗教者への謝礼の相場
火葬のみの場合の対応

5. 費用の詳細

必ず確認すべき費用項目

プランに含まれる内容
別途必要な費用
人数変動による追加費用
支払い方法と時期

6. 式場と設備

設備に関する質問

利用可能な式場の種類
設備の詳細（駐車場・バリアフリー等）
式場利用料の有無
予約の取りやすさ

7. アフターサポート

葬儀後のサポート内容

各種手続きのサポート範囲
法要の相談対応
その他のサポート内容

避けるべき葬儀社の特徴

危険なサインを見逃すな

こんな葬儀社は要注意

電話対応が雑・不親切
料金説明が曖昧
契約を急かす
見積もりを渋る
質問に答えられない
事前相談を嫌がる

契約前にチェックすべきポイント

会社の所在地が明確か
営業許可を持っているか
料金体系が書面で確認できるか
キャンセル料の規定は適正か

複数社を効率的に比較する方法

比較検討のステップ

1. 基本情報の収集

インターネットでの情報収集
パンフレットの取り寄せ
基本的な料金プランの確認

2. 事前相談の実施

2〜3社に絞って相談
同じ条件で見積もり依頼
スタッフの対応を比較

3. 会場見学

可能であれば実際の会場を見学
設備や雰囲気を確認
アクセスの確認

比較表の作成

項目	A社	B社	C社
基本料金
含まれる内容
追加費用
スタッフ対応
設備・アクセス
アフターフォロー

互助会加入者の注意点

互助会だけでは不十分

互助会の現実

積立金だけでは葬儀費用の一部にしかならない
満期でも追加費用が必要
特典も期待ほどではない場合が多い

互助会加入者がすべきこと

契約内容の再確認
不足分の費用計算
他の葬儀社との比較検討
解約も含めた検討

終活としての葬儀社選び

元気なうちに準備する意味