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日本の葬式の服装マナー:お通夜と告別式の違いを解説

  • yukan
  • 6月23日
  • 読了時間: 3分

更新日:6月24日

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故人を偲ぶ大切な儀式である葬式において、適切な服装で参列することは基本的なマナーです。しかし、お通夜と告別式では服装の格式に違いがあることをご存知でしょうか。

今回は、それぞれの場面に適した服装について詳しく解説いたします。

お通夜の服装について


基本的な考え方

お通夜は「急な訃報を受けて駆けつける」という性質があるため、告別式ほど格式の高い服装である必要はありません。略礼服(ブラックフォーマル)が理想的ですが、地味な色合いの平服でも失礼にはあたりません。


男性の服装

  • 基本スタイル:ダークスーツ(黒・グレー・紺)に白シャツ、黒ネクタイ

  • :黒の革靴(光沢のないもの)

  • 小物:黒のベルト、時計は控えめなもの


女性の服装

  • 基本スタイル:黒のアンサンブルスーツ、ワンピース、または地味な色のスーツ

  • パンツスタイル:問題ありません

  • 靴・バッグ:黒で統一し、光沢や装飾のないもの

  • ストッキング:黒または肌色

  • アクセサリー:結婚指輪と一連のパールのみ。派手なネイルは避ける


避けるべき服装

  • 派手な色や柄物

  • カジュアルすぎる服装

  • 毛皮や革製品(殺生を連想させるため)

  • 光沢のある素材や装飾品

告別式の服装について

基本的な考え方

告別式はより格式の高い正式な式典のため、「準喪服(ブラックフォーマル)」の着用が基本となります。お通夜と比べて、より厳格な服装マナーが求められます。


男性の服装

  • 基本スタイル:黒無地のスーツ、白シャツ、黒ネクタイ

  • :黒の革靴(光沢なし)

  • 小物:すべて黒で統一


女性の服装

  • 基本スタイル:黒のアンサンブルスーツ、ワンピース

  • 和装:黒の和服も適切

  • 靴・バッグ・ストッキング:すべて黒で統一

  • アクセサリー:結婚指輪と一連のパールのみ


注意点

  • 派手な色や柄、光沢のある素材は厳禁

  • 露出の多い服装は避ける

  • 迷った場合は喪服を着用するのが安全

お通夜と告別式の服装比較

項目

お通夜

告別式

服装の格式

略式(平服も可)

正式(準喪服)

男性

ダークスーツ、白シャツ、黒ネクタイ

黒無地スーツ、白シャツ、黒ネクタイ

女性

黒・地味なスーツ、ワンピース

黒のフォーマル、和服も可

小物

黒の靴・バッグ、派手なものはNG

黒の靴・バッグ、パール1連のみ

まとめ

お通夜と告別式では、求められる服装の格式に違いがあります。お通夜は「急な訃報に駆けつける」という性格から比較的柔軟な対応が可能ですが、告別式はより正式な服装が必要です。

どちらの場合も重要なのは、故人や遺族への敬意を示すことです。地味で落ち着いた装いを心がけ、派手な色や装飾は避けましょう。迷った場合は、より格式の高い服装を選択することをおすすめします。

適切な服装マナーを身につけることで、大切な方との最後のお別れの場で、心からの哀悼の意を表すことができるでしょう。




このブログ記事が、皆様の葬儀参列の際の参考になれば幸いです。マナーに関するご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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